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 警察庁は1日、主に宅配でリヤカーを引くのに使われる電動アシスト自転車の補助力の基準を引き上げることを決めた。一部の業者に特例的に認められていた力の強い自転車を他業者も使えるようにすることで、高齢者や女性でも宅配の仕事に就きやすくすることなどが狙い。

 電動機が補助できる力は、強すぎるとバランスを崩して転倒する危険もあり、道路交通法施行規則で運転者がかけた力の2倍までと定められている。この基準について、主に宅配に使われる三輪のタイプで3倍まで認めるよう改正する方針。今月4日から10月3日までのパブリックコメント(意見公募)を踏まえ、年内の施行を目指す。

 宅配業界の配送手段をめぐっては、2014年に施行された産業競争力強化法にもとづき、ヤマト運輸とヤマハ発動機が3倍の補助力でリヤカーを引っぱる電動アシスト自転車を活用することを国に申請。東京都町田市や横浜市など一部地域での走行が特例的に認められていた。これまでに目立ったトラブルはないことから、警察庁は安全性に支障はないと判断した。(浦野直樹)