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 死亡説が出ている過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者について、有志連合を率いる米軍のタウンゼンド司令官は8月31日の記者会見で「今も生存していると考えている」との見解を示した。

 タウンゼンド氏は生存の根拠について、「(死亡を)確信させる証拠や情報がない」とし、「諜報(ちょうほう)ルートで、まだ生きていることを示すものがいくつかある」と述べた。また、「私は(バグダディ容疑者が)死んだと考えていない。我々は毎日、捜索している」と述べ、発見の際には捕らえるのではなく、殺害を優先するとした。

 一方で、居場所については「手がかりがない」とした。その上で、ISが「首都」と称するラッカには既にいないと分析。「イラクとシリアの国境地帯のどこかにいると考える」とし、ユーフラテス川中流域に潜伏している可能性を示した。

 バグダディ容疑者を巡っては、今年6月にロシア国防省が空爆で殺害した可能性を発表した。米軍は「死亡は確認できない」と繰り返してきた。(ワシントン=杉山正)