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 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の出場権を獲得した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は1日、さいたま市内で記者会見を開き、最終予選を振り返り、本大会への意気込みを語った。会見の概要は以下の通り。

 「昨日はW杯予選で初めて豪州に勝っただけではなく、W杯出場を決定する試合だったという点でも歴史的だった。戦術的にも、フィジカル的にも、質も、非常に高いレベルの試合で、いままでのベストゲームと思った。私は個人的な問題もあったから、試合後はすぐロッカーに引き上げたいと思った。ただ、この喜びは選手、スタッフとわかちあわないといけないと思って残った。私にとって特別な時間だった」

 「監督は結果を残せなければ批判の対象になる。私は日本に来てからずっとW杯出場を目指して戦ってきた。ただ『私からやめます』という状況ではない。金銭面でも競技面でも、よりいい条件を提示されたこともあったが、私は忠誠心があるし、愛着もある。日本のサッカーを向上させるために来ている」

 ――一夜明けてどんな言葉を選手たちにかけたか。

 「今日から最も厳しい、難しいW杯に向けての準備が始まっている。成功を収めるためには、改善点がある。私はW杯で結果を残したいし、いつの日にか、日本でサッカーが圧倒的なナンバー1のスポーツになってもらいたい。次のチャレンジであるW杯に向けて、できるだけよい準備をしていきたい」

 ――来年のW杯への改善点は何か。

 「日本のサッカーはこれからも進化できる。現代サッカーは101%のフィジカル・コンディションがないとできない。日本代表が改善しなくてはいけないのはフィジカル、戦術。テクニックもある程度のレベルにあるが、スピードと組み合わせないといけない。FIFA(国際サッカー連盟)ランキングで、日本がトップ20に入ってもらいたい」

 ――11月に海外でやる予定の国際親善試合で監督からの要望はあるか。

 「11月の親善試合では高いレベルのチームと対戦したい。その時点でどこまでできるのか、日本のレベルが、どのあたりにあるかを確認する。いま現在のチームの状況では、W杯では結果を残せない。でも、9カ月後はこのチームの姿は変わっているかもしれない」(構成・河野正樹