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 ケニアで8月8日に投票された大統領選の結果を巡り、ケニア最高裁は1日、選挙戦で不正があったと認め、現職のケニヤッタ大統領の再選を無効とし、60日以内の再選挙の実施を命じた。

 地元報道などによると、最高裁の裁判官6人のうち4人が不正があったと認め、「憲法にそって選挙が実施されなかった」と指摘した。ケニヤッタ大統領は「同意はしないが、最高裁の決定を尊重する」と述べた。

 ケニアの選挙管理委員会は8月中旬、ケニヤッタ大統領の再選を発表。ところが野党陣営は「選管のサーバーがハッキングされて結果が改ざんされた」と訴えていた。ナイロビや西部キスムなどでは抗議デモを実施した野党支持者が治安部隊と衝突し、死者が出るなどしていた。

 異例の決定に、野党支持者らは首都ナイロビ中心部にある最高裁前に集まり、雄たけびを上げたり抱き合ったりして喜んだ。ホテル従業員のエリー・オティエノさん(29)は朝日新聞の取材に「最高の気分。国連のもとでの選挙が必要だ」と叫び、仲間と抱き合った。(ナイロビ=石原孝)

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