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 終戦直後に日本兵が旧ソ連に抑留された地はシベリアだけではない。南方の中央アジア・キルギスでの実態を掘り起こしてきた国立市の市民団体が次に取り組むのはカスピ海沿岸のトルクメニスタンだ。ただ、戦後72年を過ぎ、協力を仰ぐ元抑留者が次々と他界する。このままでは歴史の一部が埋もれてしまうと、団体は危機感を募らせる。

 団体は「シルクロード雑学大学」で、グループでシルクロードを自転車で旅して歴史を学ぶ活動を続ける。代表の長澤法隆さん(63)らがキルギスを旅した2006年、125人が抑留されていた事実を知って調査を始めた。

 名乗り出た元抑留者らの証言や仲間同士の手紙などから当時の状況が判明。後世に残したいと、キルギス側の協力も得て、同団体は10年、現地に抑留記念館を設立した。手記や当時使った食器、現地の人の証言テープなどを展示した。

 この間、長澤さんは、抑留の事…

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