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 群馬、埼玉両県の総菜店での食中毒など関東地方を中心に腸管出血性大腸菌O(オー)157の患者が相次いで発生しているとして、厚生労働省は1日、都道府県などに対し、患者が出た際は食事や行動などを調査し、国立感染症研究所に報告するよう通知した。両県の患者らから同じ遺伝子型のO157が検出されており、詳しい原因を調べている。

 厚労省によると、「VT2」と呼ばれる毒素を出すタイプのO157患者が、8月20日までの1週間で144人報告された。直近5年間で最も流行したピーク時の週当たりの報告数を上回った。感染研で調べた結果、このタイプの中でも同じ遺伝子型が多くの患者から検出されたといい、広域的な調査が必要と判断した。

 厚労省は、O157に感染しても下痢や腹痛などの症状が出ない場合もあるため、自覚症状がない人でも手洗いの徹底などで注意するよう呼びかけている。(福地慶太郎)