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 北朝鮮による今回の核実験の爆発規模は、1年前の前回と比べ、10倍以上にのぼる可能性がある。専門家は、北朝鮮の核開発の「新たな段階」と見る。

 前回の核実験で、韓国国防省はTNT火薬換算で10キロトンと推定していた。今回観測された地震の規模と同様に、爆発の規模も約10倍だったとすると、100キロトンを超える計算になる。米軍が約40年前に開発した潜水艦発射弾道ミサイル・トライデントの弾頭とほぼ同じで、広島・長崎に投下された原爆の5倍にあたる。

 日本エネルギー経済研究所の黒木昭弘常務理事は「現在米国に配備されている大陸間弾道ミサイルのミニットマンは170キロトン程度と見られる。地震の規模だけでは断定できないが、本格的な水爆に近づいている」と話す。

 東京工業大学先導原子力研究所の澤田哲生助教は「水爆は一段目の爆発を受けて、二段目の核融合を引き起こすが、爆発の力は二段目が8~9割を担う。前回は、実戦配備には足りなかったが、今回は威力の桁が上がった。米ロが約30年前に到達した地点には来たのでは」と話している。(田中誠士)