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 茨城県美浦村で2004年、茨城大の女子学生(当時21)が他殺体で見つかった事件で、遺体に付着した微物のDNA型が、殺人と強姦(ごうかん)致死の疑いで逮捕されたフィリピン国籍の工員ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(35)=岐阜県瑞穂市=のものと一致していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。ランパノ容疑者は事件への関与を認める供述をしているといい、茨城県警は女子学生と面識があったかどうかなどについて調べている。

 県警は同日、ランパノ容疑者を殺人と強姦致死容疑で水戸地検に送検した。

 捜査関係者によると、女子学生の遺体に付着していた微物からは、複数の男のDNA型が採取された。県警が鑑定した結果、このうちの一つがランパノ容疑者のDNA型と一致したという。残るDNA型も、県警がランパノ容疑者と共謀したとみている2人のフィリピン国籍の男と一致しているという。2人は既に出国しており、県警は近く国際手配する。

 2日の容疑者逮捕は、事件の発生から13年後だった。県警は殺人罪などの公訴時効が10年に撤廃されたことを受けて、未解決事件に専従する捜査班を翌年に設置した。新たな情報提供を呼びかけるなどした結果、2年ほど前に情報が寄せられ、ランパノ容疑者が捜査線上に浮上。捜査を続けた結果、ランパノ容疑者が友人らに対し、事件への関与をほのめかしていたことが判明したという。