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 「まさか56歳で父親になるとはね。子どもたちもベネチアに連れて来ているよ」

 そう語って笑顔をみせたのは、米人気俳優のジョージ・クルーニー。イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で、金獅子賞を競うコンペティション部門で監督最新作「サバービコン」(日本では来年春公開予定)がお披露目され、朝日新聞の単独インタビューに応じた。作品のみならず、米国内での白人至上主義団体をめぐる問題への怒りやトランプ政権への批判、56歳で双子の父親になった心境までを語った。

 「サバービコン(Suburbicon)」は、1950年代の米国郊外、白人の中産階級が集うコミュニティーが舞台。大きな家に芝生の庭、自家用車……。マット・デイモンが演じるガードナー一家は、端からみるとまさに「アメリカン・ドリーム」を実現した家族だった。

 だがある日家に強盗が押し入り、妻のローズ(ジュリアン・ムーア)が殺される事件が発生。実は、ローズの双子の姉マーガレット(ムーアの一人二役)とガードナーが、保険金目当てに仕組んだ殺人だった。ガードナーの息子のニッキー(ノア・ユペ)は、父と叔母のたくらみを徐々に知ることになり……。

 ――当たり役のジェイソン・ボーンのように知的でクールな印象があるマット・デイモンが、今回は威圧的で計算高い悪役を演じました。

 彼は並外れた才能がある役者なのに、周りから過小評価されている。今回、恐ろしい考えを抱く破滅的なキャラクターを見事に演じてくれた。映画のラストで、そんな彼が最後の最後で罠(わな)にはまる場面は本当に見もの。マットはとても親しい友人だから、一緒に仕事できて楽しかった。

 ――今回が監督6作目。監督作で自身が出演していないのは初めてです。

 自分が演じて、監督もするなんて最悪だからね(笑)。監督と出演を兼ねていると、例えば君と僕と2人のシーンがあるとする。僕は演じながら自分に対して「アクション、カット」と言わなきゃいけない。今回は監督業に集中できて本当にうれしかった。

 ――ニッキーを演じた新人のノア・ユペの演技が素晴らしい。

 数百人をオーディションした中…

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