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 関東・東北豪雨で茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した水害から10日で2年になるのを前に、現場に4日、石碑が設置された。市内の3分の1が水没し、関連死を含めて8人が亡くなった水害を忘れないようにと、現場を見渡せる堤防上に市が設置した。10日に除幕式をする。

 石碑は幅1・8メートル、高さ1・1メートル、重さ1・5トンで、「決壊の跡」と刻まれている。4日朝、業者によって台座に据えられた。設置場所は決壊現場の約200メートル下流側で、目前に水害の濁流で地形が一変し、8戸が流失した一帯が広がる。このうち7戸が自宅を再建するなど、市内外に避難していた被災者が帰還を始めているが、街の復興は途上だ。

 市は、鬼怒川の堤防上をサイクリングロードに整備する予定。神達岳志市長は「誰もが立ち寄れるようにし、水害を伝えていきたい」と話している。(三嶋伸一)