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 部活動の活躍をたたえ、学校の校舎に「祝 ○○出場」などと大きく掲げられる懸垂幕。大会が終われば不要になるが、「活躍の証しを捨てるわけにはいかない」と、京都市立紫野高校(北区)の保護者たちが一計を案じた。丈夫なテント生地を再利用し、おめでたいデザインのバッグに仕立て直した。

 同校は、各部の全国大会出場が決まると、長さ3メートル、幅90センチの懸垂幕を出してきた。「大会後もうまく活用できないか」。PTA会長の印刷業、日下部潔さん(50)が思いついたのがバッグへのリメイクだ。

 倉庫で眠っていた20枚の幕は、縦34センチ横43センチの29個の肩掛けバッグに。幕の真っ赤な「祝」の文字がどんと目立つユニークなデザインのものもある。吉田明弘校長(57)は「お祝いムードがいつまでも続きそうだ」と喜ぶ。

 縫製した京都市下京区の「西岡テント」代表、西岡誠生(せいき)さん(48)は「懸垂幕をバッグにするのは初めて。『祝』の字を大切に生かしました」。6日の文化祭でお披露目し、PTAが一つ1千円で販売するという。(安倍龍太郎)