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 カナダ・サンダーベイで開かれている野球のU18(18歳以下)ワールドカップ日本代表の4番を務める清宮幸太郎(早稲田実)の調子が上がっていない。「全然だめです。調子が悪いときの自分が全部出てる。体が開きまくって、もうわけがわかんなくなっています」と3日(日本時間4日)のキューバ戦後の取材で苦笑いを浮かべた。

 この試合、3番の安田尚憲(履正社)が三回と八回に2度、敬遠され、清宮で勝負されるシーンがあった。「清宮君のタイミングが合っていないと見たと思う」と小枝監督。高校通算109本塁打を放っている打者として日本の高校球界の公式戦ではまず見られない光景だった。

 しかし、今大会でも相手のデータを集めるためにスタッフが視察しているチームは多い。前日の米国戦で4打数無安打に終わった清宮の状態や苦手な部分は見透かされていたに違いない。これで清宮は、メキシコ、米国、キューバと初戦からの3試合で10打数1安打だ。

 それでは、長打やホームランだけが4番の仕事なのか。この日は調子が悪いながらも、チャンスでしっかりと外野に運ぶ二つの犠飛で打点を挙げている。清宮が今大会の日本代表の主軸であることに間違いはない。主将としても、どこまでチームを引っ張りきれるか、真価が問われている。(坂名信行)