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 政務活動費の不正請求疑惑を受けて神戸市議を辞職した橋本健氏(37)が、新たに虚偽の領収書で約190万円の政活費を請求していた疑いが浮上した。領収書を発行した神戸市内の印刷会社が4日、取材に明らかにした。領収書上は「市政報告一式」となっているが、実際は名刺や封筒の印刷代だったと証言した。

 印刷会社の社長によると、2014年春に橋本氏から市政報告の発注を受けて同年5月16日に194万2500円を受け取った。しかし、橋本氏の指示で、市政報告ではなく名刺や封筒を印刷し、領収書の日付も実態と異なる「14年3月31日」と記したという。

 神戸市議会は政活費での名刺作成を認めていない。社長は「印刷しなかった分は預かり金として保管している。問題があれば返金したい」と語った。橋本氏が所属していた自民党市議団は調査する方針だ。

 橋本氏をめぐっては、10~14年度に計約700万円で発注したとする市政報告について、領収書を出した神戸市内の業者が印刷への関与を否定し、実際に印刷したように装う口裏合わせを求められたなどと主張。橋本氏は「議会の混乱を招いた」として8月29日に辞職した。