【動画】九州北部豪雨から2カ月を迎えた被災地、福岡県朝倉市の赤谷川周辺=堀英治撮影
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 福岡、大分両県で36人が亡くなった九州北部豪雨は5日、発生から2カ月となった。福岡県朝倉市では145人が避難所で生活するなど、両県で計1100人以上がもとの自宅以外での生活を強いられている。福岡県の3河川で国が代行する応急復旧工事の進捗(しんちょく)率は5割弱。本格的な台風シーズンに備えて急ピッチで工事が進んでいる。

 朝倉市と福岡県東峰(とうほう)村では8月中旬から仮設住宅への入居が始まり、計56戸で126人が暮らす。追加で43戸が建設中。このほか、民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」や公営住宅に住む人が両県で計900人を超す。朝倉市で行方不明になった5人の捜索は今も続く。

 福岡県によると、県内で発生した流木は約36万立方メートル。8月末までに仮置き場に搬出されたのは4万立方メートル弱にとどまる。最大で173キロあった通行止め区間は8月28日現在、緊急車両のみが通行可能な区間も含めて71キロに減った。ただ、山間部などで道路の通行止めや寸断が続き、生活再建の妨げになっている。

 農地や道路、河川、商工業などの被害額は、福岡県が5年前の九州北部豪雨の4倍近くの約1941億円。大分県でも約300億円にのぼった。両県で合わせて288戸が全壊し、1073戸が半壊した。(渡辺松雄)

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