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 岐阜県警は4日、北アルプスの夏山警備期間(7月14日~8月16日)に県側で遭難した登山者の状況を発表した。登山者数や遭難者数は昨年より減ったが、救助が必要な遭難に至る理由として「疲労」(44・4%)がトップに。県警は「自分の体力を見極め、身の丈に合った登山ルートを」と呼びかけている。

 北アルプスの夏山期間は年間で最も登山者が多いという。県防災課によると、登山届が出された期間中の登山者は8340パーティー、1万9673人。期間が4日長かった昨年より2079パーティー、3248人減った。県警は台風接近や悪天候が続いたことが影響したとみている。

 遭難は13件18人で、昨年よりそれぞれ9件6人減った。死者1人、負傷者7人も昨年より少なかった。

 「遭難」というと、転落や転倒を思い浮かべがちだが、県警がまとめた期間中の遭難特徴の統計では、遭難に至る理由は「疲労」が8人(44・4%)で最多。2013年には、疲労を理由にしたのは11・5%だった。また、遭難者18人のうち女性が8人(44・4%)、50代以上が16人(88・9%)で、13年以降で最も割合が増えた。

 県警は、近年の登山ブームの影響で、登山歴や体力が乏しい人が増えていることを懸念。担当者は「天候情報や装備を入念に確認したうえで、無理な登山は禁物」と注意を促している。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(竹井周平)