【動画】「島原の乱」の舞台となった原城跡をイコモスが現地調査=真野啓太撮影
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 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産への登録をめざす「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、ユネスコの諮問機関「イコモス」(国際記念物遺跡会議)の現地調査が始まった。5日には長崎県内での調査の一部が報道機関に公開された。

 調査は14日まで。イコモス国際専門家リチャード・マッケイ氏(豪州)が、長崎と熊本両県の8市町にある教会堂や集落など、計12の構成資産すべてを回る。

 5日には、長崎市の大浦天主堂を視察したあと、江戸時代にキリシタンが蜂起した「島原の乱」の舞台となった原城跡(長崎県南島原市)を訪れた。幕府の弾圧で壊された石垣の跡などを見ながら、文化庁の職員らから説明を受けた。

 イコモスは来年5月ごろに評価結果を報告し、来夏の世界遺産委員会で登録の可否を審査する。

 長崎県などは当初、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として14資産での世界遺産登録をめざした。だが、イコモスは2015年9月の現地調査を踏まえた中間報告で、禁教期に焦点を当てるべきだとして推薦書の見直しを提案。日本政府は推薦書を取り下げ、構成資産を見直して12資産に絞り込んだ。(真野啓太)

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