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 民進党の前原誠司代表が、出足からつまずいた。党勢回復につなげようと自ら主導した新執行部の目玉人事の断念に追い込まれた。臨時国会の開会、衆院トリプル補選を控え、野党共闘や憲法論議への影響も懸念される。リーダーとしての求心力低下は避けられない。

 「人事のことで皆さん方にご心配をおかけすることにおわび申し上げたい」

 新執行部の船出となる5日の両院議員総会。前原氏は冒頭のあいさつを、異例の陳謝で始めた。山尾志桜里・元政調会長を幹事長に登用し、党勢回復の契機とするはずが、一転して撤回から始まったことを指しているのは明らかだった。

 前原氏が人事案を固め、山尾氏の内諾を得たのは1日にあった代表選の翌2日午後。山尾氏は3日に、前原氏の指示で衆院トリプル補選の一つ、愛媛3区の民進党立候補予定者の事務所開きに出席した。

 事態が急展開するのはこの後だ。

 複数の党関係者によると、山尾氏は同日夜、東京都内で知人男性と一緒にいるところを写真に撮られ、週刊誌の取材を受けたという。その内容がこの男性との交際問題だった。

 山尾氏は、取材があったことを党本部に知らせ、内容は「事実無根だ」と伝えた。心配した前原氏は4日午後、自らの都内の事務所に山尾氏や大島敦氏らを呼んだ。山尾氏は「そんな事実は絶対にありません」と強調したうえで、「代表にすべてをお任せします」と対応を委ねた。

 前原氏は「幹事長は表に出るこ…

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