[PR]

 ロシアのラブロフ外相は5日、ティラーソン米国務長官と電話会談し、北朝鮮の核実験を受け、日米などが提案している国連安全保障理事会の新たな制裁決議について、「軍事的な問題解決を目指すものでなければ検討する用意がある」と述べた。ロシア外務省の公式サイトが伝えた。

 ラブロフ氏はまた、北朝鮮問題の解決に向け、グテーレス国連事務総長の関与も求めた。ロシアはこれまで制裁強化には消極的な姿勢を示してきたが、米国は軍事力の行使も辞さない構えを示しており、何らかの対応が必要だと判断したものとみられる。

 ロシアのプーチン大統領は6日、東方経済フォーラムが開かれているウラジオストクで韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との会談に臨んだ。文氏は4日の電話会談でプーチン氏に制裁強化への協力を求めており、プーチン氏の対応が焦点となる。

 一方、米国が制裁決議を11日に採択するよう提案したことについて、ロシアのネベンジャ国連大使は5日、「時期尚早」との認識を記者団に示した。米国は「最強の措置」を盛り込んだ新決議の採択を急いでいるが、ネベンジャ氏は記者団に問われ、「そんなに急ぐことはできないだろう」「11日までの採択はできないだろう」と答えた。安保理で他の予定が立て込んでいることなどを理由に挙げている。(ウラジオストク=中川仁樹、ニューヨーク=金成隆一