[PR]

 強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」が相次いで発見されたことを受け、福岡市は6日、九州大の「ヒアリ研究グループ」の専門家を招いた講習会を開いた。職員や港湾関係の事業者などが、生態や注意点について説明を受けた。

 研究グループは8月に結成された。村上貴弘准教授は「1週間で万単位の卵を生むほどの繁殖力がある」と解説。「駆除は早ければ早いほどコストが安くすむ」と初期対応の重要性を強調した。

 台湾で刺された経験がある村上准教授は、ヒアリの毒について「人によっても、刺された回数によっても反応が異なる」とし、自分が刺された際は「手が震え、目のピントが合わなくなった」と話した。

 村上准教授によると、1930~40年代に侵入が確認されたアメリカでは、30年で300億円以上をかけたが根絶に至らず、これまでに50人以上が死亡し、年間5千億円以上の農業などの被害が発生している。一方、ニュージーランドでは2006年に国をあげて90万個の毒えさを設置し、完全駆除に成功したという。

 村上准教授は「夏はポテトチップスが好きだった。冬は甘いものが好き」などと、台湾で調査したときのヒアリの好みも紹介した。(井上怜)

こんなニュースも