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 インドネシアを訪問中の和泉洋人首相補佐官は6日、同国のスシ海洋水産相と会談し、両国が合意していたインドネシアの離島開発や水産業振興への日本の支援の具体案として、中国が広域に領有権を主張する南シナ海にあるインドネシア領ナトゥナ諸島で漁港や魚市場の建設を来年にも始めることを確認した。

 ナトゥナ諸島の排他的経済水域(EEZ)は、中国が領有範囲だと主張する「九段線」と一部が重なり、中国側とのあつれきが生じている。日本には同諸島の開発に力を入れたいインドネシア政府を支援することで、中国を牽制(けんせい)する狙いがある。

 具体的な協力案として、水産物を離島から主要港へ運ぶ船や漁業監視船の建造、海洋データ観測における日本の衛星技術の活用なども挙げられた。

 両国は昨年12月、インドネシアの海洋立国化を支援するために閣僚級で話し合う枠組み「日本インドネシア海洋フォーラム」を発足させ、海洋における安全保障や産業育成の協力について話し合ってきた。(ジャカルタ=古谷祐伸)

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