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 ミャンマー西部ラカイン州で少数派イスラム教徒ロヒンギャとみられる武装集団に対して治安部隊が掃討作戦を行い、ロヒンギャ住民が避難民になっている問題で、アウンサンスーチー国家顧問は5日、ロヒンギャへの人権侵害を示すネット上の投稿などを念頭に、「偽情報がテロリストを助けている」と主張した。

 トルコのエルドアン大統領との電話協議で語った。スーチー氏には当局によるロヒンギャへの人権侵害の情報の多くが「偽物だ」と指摘することで、国際社会の批判をかわす狙いがあるとみられる。一方、6日にあった記者会見でも多くのロヒンギャが国外に逃れている点には触れなかった。

 ミャンマー政府などによると、スーチー氏は電話協議でトルコの副首相がツイッターに投稿し、その後削除した川に浮かぶ遺体などの写真が「今回の件と無関係な偽情報だった」と指摘し、「これは氷山の一角で、計算された偽情報がテロリストに利益をもたらしている」と語った。

 電話協議ではエルドアン氏がロヒンギャへの人権侵害が、国際的に大きな不安を生んでいると指摘。武力行使を控えるよう進言した。(染田屋竜太)

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