[PR]

 中学校教員が土日に部活動を指導した場合の手当について、文部科学省は「4時間程度」という要件を見直し、2019年1月からは「2~4時間」の指導でも1800円を払う方針を決めた。部活指導の負担が問題となるなか、待遇を改善するのが狙いだ。

 文科省は18年度予算の概算要求で関連費用を盛り込んだ。部活指導の手当は教員給与と同様、国が都道府県に補助する仕組みで、実施には都道府県条例の改正などが必要。文科省は既に、「4時間程度」の手当も3000円から3600円に上げると決めており、18年1月から実施する。

 文科省によると、現在も「2~4時間」で手当を支給している自治体があるものの、手当がないまま指導をしている教員が多い。文科省はこうした状況を改めると同時に、長時間の指導をしないと手当が出ない仕組みが部活を長引かせている可能性もあるとみて、時間短縮にもつながると期待している。

 部活指導は、中学教員の長時間労働の一因として問題になっている。4月に文科省が公表した16年度の勤務実態調査では、中学教諭は平均で、土日に1日あたり2時間10分の指導をしており、06年度(1時間6分)の調査から倍増していた。(根岸拓朗)