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■特派員リポート 鈴木暁子(ハノイ支局長)

 カンボジアで170万人が虐殺や病気で命を落としたといわれるポル・ポト政権(1975~79年)下の出来事を伝える、プノンペンのツールスレン虐殺博物館で、「ポル・ポト政権下の子どもたち」をテーマにした特別展が8月から開かれている。同博物館のスタッフが企画・調査に携わった特別展は今回で4回目。戦争の痛みを経験した沖縄県の博物館との交流も、展示に生かされている。

 展示室でまず目に入るのは、広大な農村の模型。ポル・ポト政権が極端な共産思想にもとづき、都市住民らを強制移住させた農村を再現したものだ。豆粒ほどの人形が農具を持ったり、牛を世話したりしている。親と離ればなれにされて、強制的に働かされた子どもたちの姿だ。

 強制移住させられた村で、子ど…

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