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 福岡県豊前市に、突如現れた巨大な椅子が人気スポットになっている。高さ約6メートル、幅約3メートル。就労支援施設「森の学校」の舟橋慎一郎理事長(58)らが「見た人の心が和むものを作ってみよう」と、近くの知人の土地に、地域の工事で廃材となったヒノキを利用して、今年3月に2週間かけて制作した。SNSやテレビ報道などで広まり、週末には数十人が訪れることもあるという。

 8月から森の学校のロゴの入った木製タグを1個100円で「無人販売」したところ、売れた数より多くお金が入っていたという。「この仕事をしてきてよかった。こんなにうれしいことはない」と舟橋さん。暑さをしのぐため小屋を設置したり、雨でぬかるむ足元に木材のチップを敷き詰めたりと周辺整備が進んでいる。「椅子があったらテーブルも」との声もあり、制作を検討中だ。登って座ることもできるが、「くれぐれもケガのないように」。(金子淳)