[PR]

 北海道の大雪山系十勝岳山麓(さんろく)の岩場で早くも紅葉が始まり、「氷河期の生き残り」といわれるエゾナキウサギが冬支度を始めた。

 高山植物のイワブクロが赤く色づく岩場で、体長15センチほどの体から甲高い声を響かせ、葉をくわえて動き回る。エゾナキウサギは冬眠せず、岩のすき間にたくわえた葉などを食べて長い冬を越す。

 撮影した北海道旭川市の動物写真家神田博さん(68)はこの岩場で30年以上観察を続けている。「紅葉も葉っぱ集めもいつもの年より早い。例年、葉っぱ集めは初雪が降る10月末まで続くが、今年は雪も早いのだろうか」と話す。(深沢博)