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 滋賀県立北大津高校(大津市)で2011年、硬式野球部員の元生徒の目に打球が当たり眼球が破裂する事故があり、元生徒が申し立てていた民事調停で、県が過失を認めて調停案に応じる方針であることが分かった。県は4100万円の損害賠償を支払う方向で、20日開会予定の県議会に関連議案を提出する。

 県教育委員会によると、事故が起きたのは、元生徒が2年生で野球部のマネジャーだった11年10月。打撃練習中バックネット裏にいたところ、打球がネットを突き破り、元生徒の右目を直撃した。緊急手術も含め4回手術を受けたが、視力が0・01に低下し、後遺症が残ったという。

 元生徒は14年6月、県を相手取り損害賠償を求める民事調停を大津簡裁に申し立てた。簡裁は調停案を示し、県教委は「老朽化したバックネットを放置した安全管理責任を認め、調停案に合意する判断をした」という。

 北大津高校野球部は、春夏合わせて甲子園に6回出場している。(岡本洋太郎)