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 ロシア・ウラジオストクを訪問中の安倍晋三首相は7日午後、ロシア政府主催の「東方経済フォーラム」で演説し、北朝鮮に対して国際社会で一致して最大限の圧力を加える必要性を訴えた。

 フォーラムでは、モンゴルのバトトルガ大統領、ロシアのプーチン大統領、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領、安倍首相の順番で、それぞれが演説した。

 安倍首相は、北朝鮮による3日の核実験の爆発規模を「過去を顕著に上回るものだった」と指摘し、「北朝鮮は世界全体の平和、繁栄、法と秩序に対する公然たる挑戦をエスカレートさせている」と述べた。

 そのうえで、関連する国連安全保障理事会の決議を北朝鮮に全面的に順守させるとともに、「全ての核・弾道ミサイル計画を完全な、検証可能な、不可逆的な方法で放棄させなければならない」と強調した。

 日ロ関係では、経済と安全保障の両面での関係強化が北東アジアの安定につながると指摘。安倍首相が昨年提案した「8項目の経済協力」の進展もアピールし、プーチン氏に「今に至るも平和条約がないという異常な事態に、私たちは終止符を打たないといけない」と呼びかけた。

 フォーラムは、極東地域に輸送インフラや都市開発の投資を呼び込もうと、ロシア政府が2015年から毎年開催している。(ウラジオストク=板橋洋佳)

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