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 大阪府吹田市などで8月に起きた大規模停電について、関西電力は7日、関連機器のメーカーによる設置時の施工ミスが原因だったと発表した。これまで地下送電線の一部と約1キロ離れた場所にある地下送電線を接続する機器にそれぞれ穴が見つかり、関電が詳しい原因を調査していた。

 関電によると、送電線は2回線あり、通常は一方に不具合があっても、別回線で送電し、停電しないようになっている。今回は一方の地下送電線の一部で漏電して穴が開き、遮断。電圧が上がった別回線の機器も破損して遮断され、停電したという。機器内で金具の取り付け位置が9年前の設置時から誤っており、想定内の電圧の変化に耐えられなかったとしている。

 当時、機器はジェイ・パワーシステムズ(茨城県日立市)が設置。親会社で現在工事業務を移管されている住友電工(大阪市)は「あってはならないミス。誤った取り付けができない構造にするなど再発防止に取り組む」としている。

 関電によると、管内にある同種の機器162個に異常はなかった。また、最初に不具合が起きた送電線は、関電管内で11年以降計17件、絶縁できなくなっているのが確認された送電線と同種で、21年度までにすべて交換する予定だった。