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 ガスレンジを修理した際の部品交換が原因で一酸化炭素中毒になったとして、東京都の50代女性がレンジの輸入販売元「ツナシマ商事」(東京都)に約1900万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が7日、東京高裁であった。大段亨裁判長は、同社に約620万円の支払いを命じた一審・東京地裁判決を取り消し、女性の請求を棄却した。

 高裁判決によると、女性は2006年、自宅に備え付けられた米国製ガスレンジの火力が弱かったため、同社に調整を依頼。ノズルの交換で火力は強くなったが、女性は10年に一酸化炭素中毒と診断された。

 16年12月の一審判決はノズル交換で不完全燃焼が起きたと認定し、同社に賠償を命じた。だが、高裁は「交換後、しばらくは問題なかった。(中毒発症までに)同社以外の業者も調整している」と指摘。「同社のノズル交換で不具合が生じたとは断定できない」と結論づけた。(後藤遼太)