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 この夏、炎天下の車の中で6歳の女の子が遺体で見つかりました。ブラジル国籍のナガトシ・ビアンカ・アユミさん。今春、小学生になったばかりでした。足跡をたどると、人知れず送っていた過酷な暮らしの一端が見えてきます。学校や行政機関の対応は十分だったのでしょうか。外国籍児童の不就学などに詳しい専門家と検証します。(小川尭洋)

 工場や住宅が立ち並ぶ三重県四日市市大治田地区。外国人住民が多く暮らすアパートでアユミさんは暮らしていた。遺体には殴られたような痕があり、死後10日ほどだった。県警は、同居していた母親(26)の内縁の夫、トクダ・バレロ・フェルナンド・ホセ容疑者(35)=ペルー国籍=を死体遺棄容疑で逮捕。傷害致死の疑いも視野に調べている。

 学校や行政機関などへの取材から、生前、アユミさんの身の回りであった出来事をまとめたのが表だ。

 転居を機に学校とのつながりが途絶え、母が三女の出産に備えて入院。行政の目が行き届かなくなる中、容疑者との2人暮らしに至った末、事件に巻き込まれた経緯が浮かび上がる。

 アユミさん家族について公的機関は「母子世帯という認識で、同居男性の存在は知らなかった」と口をそろえる。この間、学校などはどう動いていたのか。

 アユミさんは4月、一つ上の姉が通学する鈴鹿市の市立小に入学したが、夏休み前にどの学校にも属さない不就学の状態になった。

 学校側によると、休みがちになったのは5月下旬。児童相談所から突然、姉を預かると連絡があった後だった。児相から理由の説明は特になく、事情がよく分からないままだった。

 6月中旬、一家は四日市へ引っ…

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