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 スペインのラホイ首相は7日、カタルーニャ州の独立の是非を問う住民投票を実施するための州法について、憲法裁判所に異議を申し立てて効力を差し止めると表明した。州側は、10月1日に設定した投票に向けて地元自治体に協力を呼びかけているが、ラホイ氏は、州側の要請に従わぬよう求めた。

 同州の住民投票法は6日、独立派が多数を占める議会で成立し、州政府が投票を実施する施行令を出した。中央政府は「国の主権にかかわることは、ひとつの地方だけでは決められない」との立場を貫いており、ラホイ氏は7日、「とうてい受け入れがたい」とあらためて指摘した。

 憲法裁はかねて、同州が独立に向けた動きをとらぬよう求めてきた。スペイン検察は7日、州政府、州議会の関係者を訴追する意向を示した。

 これに対して州側は「(住民投票は)カタルーニャの住民との約束だ」として強行する構えを崩していない。7日には、州内の自治体に対して、投票所として使える施設のリストを送るよう要請。州議会は、住民投票後の独立への手続きなどを定める法案も成立させる方向だ。(パリ=青田秀樹)

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