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 空気を入れないためパンクしないことが売りの「エアレスタイヤ」を、東洋ゴム工業が開発している。同社は8日、試作品をはいた乗用車の走行を、大阪府吹田市の万博記念公園で初めて公開した。

 エアレスタイヤを装着した電気自動車や軽自動車が、公園内にある広場を走り回った。タイヤの内部は空気の代わりに樹脂が網目状に張りめぐらされている。これにより路面からの衝撃を吸収する。ブレーキ性能や強度はふつうのタイヤなみになっているが、実用化には、乗り心地や騒音の面でまだ課題が残るという。

 パンクがなくなり、空気圧の調整もいらなくなるなど、利点がある。パンクに備えたスペアタイヤが不要になり、車の軽量化にもつながる。このためメーカー各社が開発を進めている。

 すでに自転車用ではブリヂストンが発売を予定。建設機械や農業機械用では、ミシュランが米国で販売を始めている。(新田哲史)