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 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が昨年3月、側近に兵器開発の重要性を説いた発言録などが明らかになった。新兵器開発を米朝対立での「切り札」にしたい正恩氏の心情を浮き彫りにする内容だ。同時に、新兵器を積極的に公開し、北朝鮮の脅威を米国などに認識させたい思惑もにじむ。

 北朝鮮関係筋が、正恩氏が2016年3月6日に党・軍の側近数人に語った発言録と、同4月28日に党・政府幹部に配った冊子「絶世の偉人と核強国」を明らかにした。

 北朝鮮は16年3月初旬、新型多連装ロケット砲の試射と「核弾頭の発射準備」を命じた正恩氏の発言を公表。3月に核爆弾の公開、4月にムスダン中距離ミサイルや潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の試射を始めるなど、様々な新兵器による挑発を始めた。

 正恩氏は発言録で、「やりたいことを全部できるのは、強大な革命武力と威力のある主体的国防工業があるからだ」と指摘。その上で「先端武装装備一つ一つが、肉親のように大切に感じられる」と語り、新兵器開発の重要性を説いた。

 さらに、16年3月初旬の新型ロケット砲の試射公開については、「敵を押さえつけると共に、敵を制圧できることを人民に知らせるためだ」と説明。積極的に出版物などで新兵器を宣伝するように指示した。

 一方、冊子では、北朝鮮が16…

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