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 ホンダは、逆風が吹いている欧州でのディーゼル車の販売を段階的に減らす。2018年に全面改良して発売するSUV(スポーツ用多目的車)「CR―V」では、ディーゼル車を商品構成から外す。ほかの車種も、新型に切り替えるタイミングで見直す。

 欧州向けCR―Vは英国で生産しており、このうちディーゼル車の生産は16年度で約3万5千台。ホンダの欧州販売の2割を占める規模だ。18年の新型からはガソリン車とハイブリッド車(HV)にする。ホンダは25年に欧州での販売の3分の2をHVや電気自動車(EV)にする計画で、こうした車種に軸足を移す。

 欧州では15年、独フォルクスワーゲンのディーゼル車で排ガス不正が発覚。他社でも疑惑が持ち上がり、ディーゼル車の人気は下火になった。英仏政府は40年までにガソリン車やディーゼル車の販売を禁じる方針を打ち出し、環境規制の面からも、各社はEVなどに重点を移し始めている。

 スバルも、欧州や豪州で販売しているSUV「アウトバック」と「フォレスター」のディーゼル車を次期モデルからやめる方針だ。日本市場への波及も見込まれ、三菱自動車は、17年度から売り出す新型SUV「エクリプス・クロス」について、ディーゼル車版の日本での販売は延期する。(木村聡史)