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 河野太郎外相は9日から中東5カ国を歴訪し、地域の和平問題に取り組む姿勢をアピールする。日本主導でアラブ連盟(21カ国と1機構)外相らを集めた初の政治対話を開くなど政治的関与を強める考えだ。

 「日本は中東に対し宗教的に中立的で、植民地の歴史とも無縁。米国と同盟関係を通じてしっかり話ができる。複雑な中東問題で一肌脱ぎましょう、と関与するのはやるべきことだ」。河野氏は先月3日の外相就任会見でこう強調した。

 訪問先は順にカタール、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、エジプト。外務省関係者によると、就任1カ月余りでの中東訪問には、この地域を重視する河野氏の強い指示が働いたという。2013年にアラブ連盟と共同で設けた協力枠組みに基づく「日アラブ政治対話」をエジプトで初めて開くほか、一連の会談を通じて北朝鮮問題で協力を取り付けたい考え。中東和平やシリア問題で日本が「仲介役」を担えるかを模索する。

 河野氏は衆院議員に初当選した当初から中東を数多く訪問。留学先の米ジョージタウン大の同窓生にはヨルダンのアブドラ国王ら中東の要人が複数いるなど個人的な関心が高かった。(小野甲太郎)

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