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 ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの人々に対する迫害行為の深刻化を受けて、インドネシアの世界遺産の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」近くのモスク(イスラム礼拝所)で8日、イスラム教の保守強硬路線をとる団体が大規模な集団礼拝を行い、ミャンマー政府への批判とイスラム教徒の連帯を訴えた。

 主催したのは、イスラム至上主義を掲げるイスラム防衛戦線(FPI)など。FPIは6日も、首都ジャカルタのミャンマー大使館前で数千人規模の抗議集会を開き、「ミャンマーを地図から消せ」「寺を燃やせ」などと訴えた。

 FPIは、ジャカルタ特別州知事だった中華系キリスト教徒のバスキ氏を「イスラム教を侮辱した」と強く批判して今春の同知事選で落選に追い込み、存在感を高めている。

 警察は今回、ボロブドゥール周辺に約3千人を動員し、モスクの入り口で荷物検査をするなど警戒した。(バリ(インドネシア)=古谷祐伸)