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「FNS27時間テレビ」で司会

 少年のように、いたずらっぽく笑って言う。「所詮(しょせん)、おいらがやると、全部お笑いにしてしまうから」

 騒々しいバラエティーから一新、歴史を掘り下げる教養番組としての色合いが濃くなるという「FNS27時間テレビ にほんのれきし」(フジ系、9日午後6時30分~10日午後9時24分)の総合司会を務めるが何のその、自分の土俵に引き込むつもりだ。

 「お堅い問題でも関係なく強引に持っていっちゃうから。ヘタすりゃ、戦争を考えるところでもね。相当怒られるけど」。毒とちゃめっ気を言葉に同居させる、この人ならではの表現である。

 制作発表会見では、補佐役を務める関ジャニ∞の村上信五から「ほぼほぼ歴史上の人物ですよ」とたたえられた。笑いの世界でトップに立ち、役者もやる。映画を撮ればベネチアで最高賞を受賞し、誰にもまねできない絵も描く。

 多才とはこの人のこと。では、偉大な功績が連なる来歴を振り返って、どの時代がよかったか。

 「そんなに変わらないね。時代時代で納得しているところもあるから」。そして続ける。「おいら、昔は60歳過ぎたら死のうかと思ったけど、じじいになってもわりかし面白いなと思うようになった」

 書き上げた小説が間もなく出るという。それも純愛もの。会見では、経歴を自賛した上で「あとは又吉(直樹)がとった芥川賞だけなんで」と笑いを誘ったが、あながち冗談でもなさそうだ。

 「おまけの人生だけど、意外におまけが一生懸命やっている感じがあるよ」。古希を迎えても、タフで貪欲(どんよく)だ。(小峰健二

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