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 東京都葛飾区柴又3丁目で1996年、上智大4年生の小林順子さん(当時21)が自宅で殺害され放火された事件は、9日で発生から21年になった。遺族や警視庁の幹部らが現場周辺で情報提供を呼びかけ、解決を誓った。

 現場の自宅跡地で花を手向けた父の賢二さん(71)は「順子が生きた人生と同じ21年が瞬く間に過ぎて、こんなにも彼女が生きた人生があっけなかったのかと気づかされている。犯人は絶対に許せない」。13年前に茨城大生が殺害された事件の容疑者が今月に逮捕されたことに触れ「警察の執念を感じ、次は我が家の番と勇気を持たせ、希望をつなぐものだった。引き続きの捜査と情報提供をお願いしたい」と力を込めた。

 現場近くの京成柴又駅で情報提供を呼びかけた警視庁の上野洋明・捜査1課長は「なんとしても検挙するという意を新たに、強くしている。もしかしたらと思う情報があれば迷うこと無く提供してほしい」と話した。

 小林さんは米国留学を2日後に控えた96年9月9日夕方、自宅で手足を縛られて首を刃物で刺されて亡くなっているのが発見された。自宅は放火された。

 警視庁はこれまでに延べ約9万5千人の捜査員を投入。約1400件の情報が寄せられているが、解決には至っていない。解決に結びつく情報には上限800万円の懸賞金が支払われる。情報は亀有署捜査本部(03・3607・9051)へ。