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 2011年2月のニュージーランド(NZ)南部地震で、高さ63メートルの尖塔(せんとう)が倒壊したクライストチャーチ大聖堂について、地元教会は9日、残った建物を生かして修復すると決めた。「街のシンボル」の将来をめぐって続いてきた議論に決着がついた。地元紙ニュージーランドヘラルド(電子版)などが伝えた。

 教会の会議で「修復」「解体して新築」「政府に寄贈」のうちどれがよいかを投票して決めた。教会は12年に解体・新築の方針を打ち出したが、市民団体が反対し、被害を受けた建物がそのまま残されていた。

 1864年に建設が始まった大聖堂はたびたび地震に見舞われ、修復を繰り返してきた。今回の修復は10年ほどかかり、費用は1億800万NZドル(約85億円)の見込み。政府と市が計3500万NZドルの支援を表明している。11年の地震では、日本人28人を含む185人が亡くなった。(シドニー=小暮哲夫)

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