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 東日本大震災から6年半となる11日、1759人が死亡・行方不明になった岩手県陸前高田市で、遺族たち約30人が広田湾を望む高台に集まり、追悼の祈りをささげた。

 広田湾はあの日、大きな津波が押し寄せ、街の姿を一変させた。同市小友(おとも)町の高台には「小友地蔵尊」がまつられている。大阪府堺市の支援団体から贈られたもので、中尊寺金剛院の破石澄元(はせきちょうげん)住職(66)や遺族が月命日に手を合わせてきた。

 中学1年だった孫の巧(たける)さん(当時13)を津波で亡くした志田勘一郎さん(74)と愛子さん(69)夫妻は周辺の草刈りや花瓶の水替えを毎日行っている。愛子さんは「街は少しずつ復興しているけれど、身内を亡くした悲しみは変わらない。ひたすら供養していきたい」と話した。(渡辺洋介)