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■1977年・決勝

 時計の針は午後3時半を回っていた。決勝が延長戦にもつれ込むのは、前年の桜美林(西東京)―PL学園(大阪)に続いて2年連続だった。

 延長十回裏、東洋大姫路の梅谷監督はベンチ前で選手たちにあぐらをかかせて坂本の攻略法を伝えた。「死球覚悟でベースよりに立て。内角を封じて外角をたたけ」。当時の新聞によるとこんな指示だったようだ。

 しかし、先頭の9番菰方(こも…

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