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 小野寺五典防衛相は10日、都内で記者団に対し「北朝鮮はICBM(大陸間弾道ミサイル)級の長射程で米国まで届く実証ができていない。最終的に北朝鮮はやってくると思わなければいけない」と述べた。

 小野寺氏は「北朝鮮は核について、広島の10倍以上の能力(出力)を持つことが今回証明された」と指摘。その上で「北朝鮮の言いぶりを勘案すれば米国本土まで届くICBMの開発はまだ実証できていない。そういう能力についてこれから開発してくるのではないか」と語り、北朝鮮が今後も発射実験をしてくるとの見通しを示した。

 これに先立ち、小野寺氏はNHK日曜討論に出演。米国内で一部、北朝鮮の核保有容認論が出はじめていることを問われ、「そういう方がいるのは大変残念だ。(容認論は)核保有を認める代わりに、ICBMを含めて開発をやめろということだ。もし、北朝鮮と妥協されてしまって核保有を認めたら、これから私たちはすぐ近くの隣国、北朝鮮に核がずっとあるということだ」と批判した。

 オバマ前政権で安全保障担当の大統領補佐官だったスーザン・ライス氏は先月のニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、「北朝鮮が核兵器を放棄する見込みはほとんどない」と指摘し、旧ソ連を引き合いに核保有容認を示唆している。(相原亮)