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 10月下旬に営まれるタイのプミポン前国王の葬儀に向けた準備が急ピッチで進んでいる。首都バンコクの王宮前広場には金色の壮麗な火葬施設が姿を現し、作業は仕上げの段階に入りつつある。

 施設は伝統様式にのっとったもので、棺(ひつぎ)を納める中央の塔の高さは約50メートル。周囲では参列者のための施設の建設も進む。広場近くの作業場では、火葬施設に配される彫像や装飾品などの制作が続けられている。建設現場や作業の様子は、8日にメディア向けに公開された。

 彫像などを手がけるのは文化省芸術局の職員やボランティアの職人ら。ボランティアで参加している画家の男性(55)は「この仕事を誇りに思う。私の人生の中で最も大きな出来事の一つです」と話した。

 70年間在位し、国父と慕われた前国王は昨年10月に88歳で死去。葬儀は10月25日から29日まで5日間にわたり営まれ、火葬は2日目の26日に行われる。(バンコク=貝瀬秋彦)

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