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 中東5カ国を歴訪中の河野太郎外相は10日夜(日本時間11日未明)、クウェートで同国のサバハ外相と2時間会談した。

 日本側の説明によると、サバハ氏は「北朝鮮の最近の行動には困惑を感じている」と述べ、クウェートが数千人規模で受け入れているとされる北朝鮮労働者への新たな査証発給を停止したことや、北朝鮮への直行便を運航停止したことなどを説明した。河野氏はクウェート側の取り組みを評価し、「(北朝鮮には)国際社会が圧力をかける必要がある」と応じた。

 河野氏はまた、サウジアラビアなどアラブ諸国とカタールとの断交問題で、クウェートが仲介役を務めていることを評価し、日本も支援の用意があると伝えた。両者は対話の重要性と問題の長期化を避けるべきだとの考えで一致した。

 河野氏はクウェート訪問後の10日深夜にサウジアラビアのジッダに入り、同国のジュベイル外相と1時間会談。断交問題の対話による早期解決を促した。日本側の説明によると、ジュベイル氏は、サウジ側の立場やカタール首長とサウジ皇太子による8日の電話会談の状況を説明したという。

 河野氏はクウェート、サウジ両国への訪問に先立ち、10日午前にはヨルダンの首都アンマンでサファディ外相と40分間会談。河野氏はヨルダンがシリアから難民約66万人を受け入れていることや、過激派組織「イスラム国」(IS)対策に力を入れていることを評価。テロ・治安対策機材のための約10億円の無償資金協力を表明し、シリア難民への約3億8500万円の医療関連支援を伝えた。(ジッダ=小野甲太郎)

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