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 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13)の弟の拓也さん(49)らが11日、問題解決を訴えるため米・ワシントンへ向けて成田空港から出発した。北朝鮮によるミサイル発射や核実験による緊張が高まる中、被害者救出に理解と協力を求める。

 拉致被害者家族会の事務局長を務める拓也さんのほかに渡米するのは、支援団体「救う会」の島田洋一副会長や超党派「拉致議連」メンバーで拉致問題相も務めた古屋圭司氏や山谷えり子氏ら。国務省、国防総省や議会を訪問し、13日にはシンポジウムを開く予定。

 空港で記者団の取材に応じた拓也さんは核実験などに国際社会の関心が集まる点に触れ、「拉致問題を埋没させてはいけない」と危機感をあらわにした。「被害者家族の高齢化も進んでいる。拉致は人類普遍の人権問題であるということを訴えてきたい」と語った。(清水大輔)