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 昨年4月の熊本地震で被災したサントリー九州熊本工場(熊本県嘉島町)で11日、「阿蘇の天然水」などペットボトル入りミネラルウォーターや清涼飲料水の出荷を再開した。これで、約1年5カ月ぶりに工場の機能が完全復旧したことになる。

 同工場では熊本地震で配管や天井などの設備が損傷し操業を停止。その後、昨年11月にビールの生産を、今年4月からはコーヒーなど缶入り飲料の生産を再開した。ペットボトル入りについては、製造ラインの再建に伴い、製造能力を地震前の年600万ケース(1ケースは24本)から1千万ケースに拡大した。橋本猛工場長は「遅くなってしまったが、従業員と一体となり再開できた。年内にはフル生産を目指したい」と話した。

 サントリーの「天然水」は東日本向け「南アルプス」、西日本向け「奥大山」、九州・沖縄向け「阿蘇」と採水地によって地域ごとですみ分けていた。同工場の被災で、東日本向けの「南アルプス」が九州でも売られてきたが、19日から順次置き換わっていく。(大畑滋生)