ミャンマーで「天才女性占師」と評判だったスエスエウィンさんが10日、自宅で亡くなった。占いを的中させることで同国やタイで有名で、ミャンマーのタンシュエ元上級大将やタイのタクシン元首相も占いを受けたとされる。風貌(ふうぼう)がスティーブン・スピルバーグ監督の映画「E.T.」の宇宙人に似ていることから、「ET」の愛称で知られていた。

 親族がフェイスブックで、スエスエウィンさんが10日午後4時過ぎに自宅で息を引き取ったと報告した。58歳だったという。約30年間、最大都市ヤンゴン郊外などで占いをしてきた。1992年から約20年にわたってミャンマーの軍事指導者だったタンシュエ氏が06年、首都をヤンゴンからネピドーに移したのは、スエスエウィンさんの占いの結果とされる。

 占いを受けた人によると、スエスエウィンさんは占いの際、自らは話さず紙に文字を書き、それを姉が説明したという。初めて占いに訪れた人の財布に入っている紙幣の番号を当てることでも有名だった。(ヤンゴン=染田屋竜太)