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 ジャズトランペット奏者の日野皓正氏が先月、世田谷区教委の体験事業のコンサートで演奏中の男子中学生に暴行を加えたとされる問題で、保坂展人区長は11日、「子どもたちの才能を伸ばす貴重な機会として、今後も応援していきたい」と、来年度以降の事業継続に意欲を見せた。定例記者会見で語った。

 日野氏は2005年から、公募で選ばれた区内の中学生を指導。問題となったコンサートは成果発表の場だった。髪をつかみ、平手打ちのような動作をした点について保坂氏は「行きすぎた指導であったことは否めない」と述べ、日野氏から電話で「確かに行きすぎた。改める」と謝罪を受けたことを明らかにした。

 保坂氏は中学生や父親にも面会。負傷や精神的なショックがないことを確認したといい、「平手打ちの動作は確かにしたが、中学生はよけた。体罰イコール暴力事件という図式とは違う。一歩手前のものだ」との認識を示し「今後改善して続けてもらいたいと私が発言することが、体罰容認の流れを作るという意見には『それは違う』と明確に申し上げたい」と反論した。(吉野太一郎

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