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 リッチにサッカー観戦はいかが――。サッカーJ1ガ大阪の本拠、大阪府吹田市の市立吹田サッカースタジアムには国内最大級のVIPエリアがある。このエリア、昨季より人気が出ているという。9日、VIPエリアの一部が公開された。

 まず、「VIP ENTRANCE」と書かれた専用入り口からスタジアムに足を踏み入れる。受け付けを済ませ、すぐにエレベーターへ。降りると、重厚な革の椅子がズラリと並ぶ「VIPラウンジ」が広がる。メインの一部とバックスタンド側には約20人が入れる個室「VIPルーム」もある。クラブ関係者によると、3層構造のスタンドの中層部分にラウンジと30室の個室があり、これは国内最大級のVIPエリアだという。

 VIPラウンジに入れるチケットは1人1試合あたり2万円(法人対象)。ゴール裏の自由席は1枚2500円で、8倍の値段がする。それだけに、おもてなしも別格だ。目玉はVIPエリア限定の“フランス料理弁当”。地元の同府箕面市にある高級フランス料理店「フラン・エレガン」のシェフが毎試合違うメニューで作る。9日の神戸戦のメニューは「ポテトクリーム パンプキンモンブラン仕立て」「丹波産チキンのメダイヨン 柚子胡椒(ゆずこしょう)の香り」「葡萄(ぶどう)のロールケーキ」など6品。他にもスープとパンにドリンク飲み放題までつく。

 忘れてはならないのが、サッカースタジアムであること。VIPエリアの窓の外には、臨場感あふれるピッチが一望できる「バルコニー席」がある。試合は飲食物を持ち込んで観戦できる。試合終了後1時間までVIPエリアは使用可能。試合を終えた選手があいさつに訪れるサービスもあり、ゆったりと帰宅の途につくことができる。

 昨季、吹田スタの目玉として売り出したが売れ行きは好調ではなかった。「もっと高級感を」「ちょっと高すぎる」という様々なサポーターの声を生かして、今季はラウンジの椅子をより高級感が出るように革の椅子に入れ替えたり、あえて簡単な和食弁当と茶だけを提供する価格帯を下げたエリアも販売したりした。

 その結果、今季の売り上げは、現時点で昨年比約2割増だという。ガ大阪の伊藤慎次事業部長は「昨シーズンはまだ知名度が低かった。1回(VIPエリアに)来てもらって、『また来たい』という人が多い。良い循環になりつつある」と手応えを語っている。(大西史恭