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 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のミュラー最高経営責任者(CEO)は11日、フランクフルトで記者会見し、2030年までにグループ全体で約300ある全車種で電気自動車(EV)かハイブリッド車(HV)を用意すると発表した。実現のために、工場改修や充電設備の設置などに30年までに200億ユーロ(約2兆6千億円)を投資する計画も打ち出した。

 ミュラー氏は、25年までにアウディやポルシェなどグループ全体でEVを50車種、家庭でも充電できるプラグインハイブリッド車を30車種、投入する方針を表明。25年までにEVを30車種以上投入するとしていた従来の計画より上積みした。その後も順次増やし、遅くとも30年までには全車種にEVかHVを設ける。ミュラー氏は「(自動車)業界の変革をリードする」と強調した。

 この計画に向け、EVなどに必要な蓄電池を25年までに500億ユーロ規模で調達する方針も明らかにした。VWは16年のグループ世界販売台数が1031万台で初の世界首位に立った。15年の排ガス不正問題を受けてディーゼル車からEVに軸足を移していたが、電動化にさらにかじを切ったことで部品メーカーなども対応を迫られそうだ。(フランクフルト=寺西和男)

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